イベントレポート 2022.11.16
「ジェンダー」について学ぶ
大阪信愛学院短期大学(大阪市城東区・鶴見区)の特色ある授業のひとつ、「現代と女性」では、「キリストの価値観に基づき、豊かな心を持った誠実敬虔でより良い社会の建設に寄与する人物を養成する」という建学の精神を浸透・実践することを目的として、2022年度は「心豊かな人に」をテーマに実施されています。
城東学舎(子ども教育学科)
「現代と女性」の始まりにはお祈りと聖歌斉唱が行われます。
今回の「現代と女性」では、今年2022年4月に開学した大阪信愛学院大学教育学部の廣森直子先生を講師としてお招きして、「ジェンダー」をテーマに、短期大学の子ども教育学科・看護学科の2年生を対象にお話し頂きました。
「ジェンダー」とは「社会的に作られた性差」であるという説明から始まり、「ジェンダー」を構成する概念、「らしさ」と社会規範、性別役割分業、収入を得る男性と家庭内でそれを支える女性の組み合わせから生じる男女間の不平等、収入を伴わない家事・労働(アンペイドワーク)などについて話は進みました。
社会の中で自分の「ジェンダー意識」がどのように形成されていくかが考察され、「ジェンダーステレオタイプ」が判断に影響を及ぼし、認知が歪められ、否定的な感情が加わると偏見に結びつく可能性の指摘がなされました。
今回のお話しが、性差別の問題などを、さまざまな視点で見つめ直すきっかけになればと思います。
鶴見学舎(看護学科)
※2022年4月の「大阪信愛学院大学」開学により、「大阪信愛学院短期大学」の学生募集は、令和4年度より停止となりました。
※2022年4月に開学した「大阪信愛学院大学」は男女共学で、「現代と女性」は開講されませんが、新たに設置された教育学部・看護学部では特色豊かな授業が展開されています。