看護学科 2020.12.16

看護学科3年生が最後の総合実習を行いました

大阪信愛学院短期大学看護学科(大阪市鶴見区)の3年生は、毎年5月から12月初旬まで、成人、老年、母性等の各専門領域の実習を行い、最後に総合実習を行います。

今年度(2020年度)は新型コロナウイルスの感染拡大のため、病院で実習をほとんど行うことができず、学内で病院での実習と同じ状況を設定して、5名程度の少人数グループに一人の教員が担当し、実習を行ってきました。

学内では病気の患者がいませんので、様々な疾病の患者に対応できるモデル人形(シミュレーター)を用います。今年度はこれまで使用してきたもの(フィジコ)に加え、新たに最新のもの(SCENARIO)を導入しました。また、病院から看護部長や認定看護師、病棟師長などの専門の看護師にお越しいただいて、病院でお聞きする内容を講義いただきました。
 
総合実習では、

「複数の患者様に、どのような看護がふさわしいかを考え計画を立てる看護過程の展開を行い、立案した計画に従って援助技術を行います」

「今までの実習で学んだ援助技術・判断力・態度が確かなものであるかを客観的臨床技能試験(objective Structured Clinical Examination:OSCE)で確認します」

患者様の言葉の傾聴場面。患者様との良いコミュニケーションは看護の基本の一つです。客観的臨床試験(OSCE)ではコミュニケーションも確認します。

学生は患者様の状態と自信が行った援助を看護師に報告をしています。事実を正しく報告することが大切です。OSCEの一場面です。

今、社会で求められる感染予防の基本であり重要な技術は「正しく標準予防策(スタンダードプリコーション)」です。患者様のバイタルサインの測定を行い、水分出納(どれだけ体の中に水分が入って、尿などで排泄されているのかのバランス)を確認しています。基本ですが、基本だからこそ正しくできているかを、OSCEで確認します。

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