イベントレポート 2021.11.11

「いのちの大切さ」について考える

大阪信愛学院短期大学(大阪府大阪市城東区・鶴見区)の特色のある授業のひとつ「現代と女性」では、考える機会を持つことを目的として、お話しを聴く講演会などを開催しています。今年は、新型コロナウイルス感染防止の観点から、オンラインでの講話・講演の視聴も実施しています。

今回の授業では、ターミナル(終末期)にある人々のスピリチュアルケア、及び悲嘆にある人々の心のケアに携わる グリーフケア(悲嘆ケア)の第一人者で、上智大学グリーフケア研究所名誉所長の高木慶子先生のお話しを、ビデオで視聴しました。

人間の関係性「communication」からお話は始まりました。人間の個人的な関係、社会的な関係、大自然との関係、そして人智を超えた大いなるものとの関係について、新型コロナウイルス感染拡大や地球温暖化などの現在の世界状況について触れながら、お話しが進みました。

さらにお話は進み、「compassion」という言葉について、「passion」は情熱ではなく「受難」であり、「com」(共に)を伴う「compassion」は、「辛い苦しみを共にする」ことで日本語の「共感」に相当して、「同感」とは異なると述べられました。

さらに話は進んで、悲しみ、苦しみ、あるいは喜びなどを持つ人に同伴「company」すること、同伴者となるこの大切さが訴えられました。

高木先生はご自身が大好きなことわざ「旅は道連れ世は情け」を紹介しながら、思いがけないことに満ちた、思い通りにならない人生を歩むときの3つのC「communication、compassion、company」の大切さを強調されました。

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